事業を通じた貢献
CACグループは、サステナブルな企業を目指して、新たな技術の活用や品質向上への取り組みを行っています。
DX時代の新たな
サービス開発・提供
DXによる大きな変化に対応するため、
新たなテクノロジーでの価値提供を進めています。
関連するSDGs
「人を察し、人を活かし、人を健やかにするIT活用、HCTech※」に注力
当社グループでは、デジタルトランスフォーメーション(DX)への対応として、関連する技術を活用した商品やサービスの開発を進めています。ブロックチェーンやIoT、クラウド技術を使ったソリューションのラインナップ充実を図るとともに、“人”に代わりAIが行うことで労働力不足の解消や生産性の向上につながるサービスの開発・提供にも注力しています。
シーエーシーでは、2016年からカメラが捉えた顔の画像を解析して感情を推定する感情認識AI技術を取り入れ、感情分析を行う「心sensor」や、表情のトレーニングアプリ「心sensor for Training」などを開発し、教育やマーケティングなど様々な分野へ提供してきました。
このようなAIを使った画像解析分野での実績や蓄積したノウハウを基に、2020年からは「人を察し、人を活かし、人を健やかにするIT活用、HCTech」というコンセプトを打ち出して、注力分野として取り組んでいます。例えば転倒などの人の姿勢・動作の異常検知や、膨大な時間と専門知識を必要とするデータの分析・識別などを人に代わってAIが行うもので、様々な産業や分野に活用できる技術です。また、自社の技術だけでなく、他社の技術やビジネスモデルと融合させることで、新たなソリューションやサービスを開発することも考えています。
日本では少子高齢化が進み、労働力低下などが社会問題となっています。HCTechはさらなる技術の進展でその解消の一助となることを目指すとともに、当社グループの持続的な成長にも貢献していきます。
※HCTech(Human Centered Technology)

事例紹介
睡眠中に赤ちゃんが死亡する乳幼児突然死症候群(SIDS:Sudden Infant Death Syndrome)という病気があります。日本での発症頻度はおおよそ出生6,000~7,000人に1人といわれ、乳児期における死亡原因の第4位となっています。また、睡眠中に赤ちゃんが死亡する原因には、SIDSのほか、窒息などによる事故もあります。
こうした病気や事故から赤ちゃんを守るため、保育の現場では午睡中の赤ちゃんを5~10分に1回の頻度で呼吸チェックや、うつ伏せ寝になっていないかなど、こまめな状態確認が行われています。しかし、人手不足の中、一人で複数の赤ちゃんを担当しながら、同時に様々な業務をこなす必要がある保育士にとっては、身体的にも心理的にもその負担は大変大きなものとなっています。
そこでシーエーシーは、カメラ映像をベースにしたIoT技術による赤ちゃんの午睡(お昼寝)チェックを支援するサービス「みまも。」を提供している株式会社CCNグループと、シーエーシーのカメラ映像から心拍数を測定する、映像脈波抽出技術を使った非接触型バイタルセンシングソフトウェア「リズミル」を組み合わせた「みまも。 with リズミル」を共同開発しました。
「みまも。 with リズミル」は、赤ちゃんの睡眠中における死亡リスク要因と考えられる「うつ伏せ寝状態か否かのチェック」と「心拍状態のチェック」を同時に行い、音やライトで速やかに異常を知らせます。
シーエーシーは、保育施設における赤ちゃんの死亡リスク低減とともに、保育に携わる人々のサポートや負担軽減、赤ちゃんを施設に預けている保護者に対する安心を、これからもお届けしてまいります。
